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「掛軸 郷倉千靭」
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掛軸 郷倉千靭

郷倉千靭

大正から昭和にかけて活躍した掛軸画家・郷倉千靭。後期印象派のセザンヌやゴッホ、ゴーギャンに強い影響を受けており、23歳の時には渡米をしています。美術学校では狩野派をルーツとした絵画を学習しておりますが、後期印象派の絵画から学んだ事も、後の郷倉千靭の作風に強い影響を及ぼしています。渡米する事によって母国日本の文化、歴史に改めて興味を抱く事にもなりました。その後は美術大学の教授や審査員などを務めました。代表作の1つである、帝展入選作品の雑草の丘。何気ない地に生えた雑草が幽玄なる雰囲気を備えて描かれています。郷倉千靭は、何気ない自然風景に新たな生命を吹き込み絵に表す事を非常に得意としている画家です。この作品は、まさにそんな郷倉千靭の絵の特徴がしっかり表れています。雑草の丘には強く影響を受けた後期印象派のエッセンスが強く出ており、純日本画とは言いづらいところがあります。日本画家としての才能と、自由な発想が結実しています。鳴虫の宿では、南宗画的な要素がありながら、一部のモチーフを描くにに用いられた技法は南宗画のそれとは異なり、独特で、そしてロマン溢れる世界観を描き出すことに成功しています。晩年には仏画も多く描いており、この分野においても大きな成功を手にしています。大雪山山脈を行く は、30メートルにも及ぶ超大作であり、自然風景を雄大に、そして幻想的に描き、それと対比する玄奘法師一行が前途多難な道を不屈の精神で突き進む姿を描いています。郷倉千靭は、日本画、洋画、様々なものに影響を受けました。作風は時代とともに大きく変化しています。時代別に見ると、同じ画家の作品とは思えないほど、その作風は変化しています。しかし郷倉千靭の作品の根底に常に表れているものがあります。それは故郷の富山、山杉村で触れ合った自然との記憶です。素朴な自然に対する、優しく、そして真摯な眼差しは、どの時代の郷倉千靭の作品の根底にも横たわっているように思えます。

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